2021-2022 卓話


9/22  卓話「スペインといえば」で何を想像しますか?

     山口県国際交流員 Gema Galvez(ヘマ・ガルベス)氏

 

 

 

世界中の誰もがいったことのない国のことはだいたい、学生時代の教科書やメディアなどの紹介を通してイメージを作るでしょう。

山口県は、フランシスコ・ザビエルの出身地であるナバラ州との姉妹提携2003年や今年の東京オリンピック・パラリンピックのホストタウン交流などを通じて、スペインと絆を深めてきました。

スペインでは、他のヨーロッパの国と同様に、隣国との交流やそれぞれの地域の気候などによる言葉、食文化、習慣や伝統の違いをよく見かけます。世界中で最も知られているスペインのイメージの例を見てみましょう。

今回は、山口県の交流相手国であるスペインについて、改めて考えていきましょう。『スペイン』といえば何が思い浮かぶでしょうか。『フラメンコ』?「闘牛」?もしかしたら『パエリア』?それらは、スペインに確かに存在していますが、そのメインのイメージの向こうに、とても多様な歴史や文化があります。

①    フラメンコ。世界遺産として登録されいるこの踊りはスペイン全国というより、イベリア半島

南に位置している。アンダルシア州の文化の象徴です。そのため、アンダルシア州とゆかりのないスペイン人は、実はフラメンコを身近な文化として感じない人ともたくさんいます。

②闘牛。闘牛は歴史が長く、その由来は古代ギリシャにあるという説もあります。しかし、この伝統を守りたいという人もいれば、反対している人も年々増加しています。そのため、現在のスペイン人の闘牛についての意見は

ほぼ半分に分かれており、国内でも議論が盛んとなっています。

③パエリア。エビ、ムール貝など、魚介類たっぷりで知られているパエリア。

しかし発祥の地であるバレンシア州の伝統的なパエリアは野菜、肉時々カタツムリも入っている山の幸を使った料理です!!

 

このようにスペインはイメージとは違う文化がたくさんあり、国際交流員としてこれからも紹介し続けたいと思います。山口ロータリークラブの皆様も、よろしければ、山口県国際交流員のYouTubeチャンネル『国際交流塾やまぐち』にて、スペインや他の交流相手国について一緒に学びませんか。


9/8 卓話「ここに居て大丈夫?-地球大変動時代と防災-」

                    (株)ケイズラブ 河内義文氏

 

時間防災学を研究していると,災害とその遭遇確率が見えてきます。例えば山口に住んで皆様には,以下に示す幾つかの地盤災害に遭遇する危険性があります。

①南海地震:最近発生年1946年,次回予測2021~2050年,揺れ170gal(震度5),山口湾に沿って津波。

②豪雨時土石流:最近発生年2009年,次回予測2021~2200年に前回発生しなかった花崗岩分布地域。

③火山災害(カルデラ噴火):最近発生年BC5300年頃,次回予測2025~3000年であるが,起きれば壊滅的被害。

④活断層地震:最近発生年BC2100年頃,次回予測2021~2200年にM7.5(590gal深度7),熊本地震相当で建物被害甚大,流動地すべりも危険。

⑤河川氾濫:最近発生年2009年,次回予測2021~2030年にハザードマップに示されている浸水被害が発生。

今回はその中で特に,豪雨によって発生する②土石流,および山口盆地を形成する大原湖断層で発生する④活断層地震に関して詳しく解説しました。

(1)土石流災害

土石流は2009年に山口市,防府市の53渓流で発生しました。土石流は200年に一度クラスの豪雨のうち,70mm以上が2時間継続した場合に,発生しますが,一度流れてしまうと概ね岩盤が出てしまうので,しばらくは土砂が堆積して1~2m溜まった状態になったところで,再度発生するというメカニズムがあります。

 (2)活断層地震

 日本には活断層が約2000箇所ありますが,10年に一度くらいの間隔で動いて地震を起こします。頻度は断層毎に異なり短いもので50年,長いものは20,000年に一度くらいです。山口盆地はプルアパートベイズンといって,活断層が動いて作られ,活断層が何度か動いていずれは350万年かけて消えてしまいます。そのような分けで,3000年に一度くらいは動くと思われまして,前回が3000年くらい前ですから,何かの大きな構造運動(南海地震など)に呼応して動く危険性を持っています。動けばM7.5,加速度590gal,最大震度7と予測されますから,必要な備えを考える時期にきていると思います。


8/18  卓話「周南にねざしたトクヤマ」

                                  (株) トクヤマ 相談役  楠 正夫 氏

 

 

 

100年企業トクヤマ

1.岩井商店「岩井勝次郎」を源流とする株式会社トクヤマ

当社は、大阪で岩井勝次郎が創業した岩井商店を源流とする会社です。

岩井勝次郎は、文久2年に岩井文助が創業した岩井商店の貿易部門を独立させて、明治29年に新たに岩井商店(株)として設立した会社です。昭和43年には日商(株)と合併して日商岩井(株)となり、平成15年に現在の双日(株)へと発展しています。

岩井勝次郎は、当社のほかには、(株)トーア紡コーポレーション(旧東亜紡織)、日鉄ステンレス(株)(旧日新精鋼)、(株)ダイセル、富士フィルム(株)、関西ペイント(株)、日本橋梁(株)などを設立した事業家です。

2.創業の製品「ソーダ灰」

当社の創業の製品であるソーダ灰は、化学工業の基礎素材として、私たちの身近な製品の原材料として幅広く用いられています。代表的な用途としては、ガラス原料、石鹸・洗剤原料、食品添加物などがあります。

3.山口県「周南にねざした理由」と事業展開

当社が周南で創業したのは、事業を通じて知り合った瀧川弁三との出会いが大きく、また徳山は天然の良港で、水資源にも恵まれており、ソーダ灰の工場には最適と判断したからです。その工業用地として確保していた土地に当社は建設されました。無機化学工業として創業後、ソーダ灰に廃棄物を使用してセメント事業に進出、出光興産の徳山進出とともに石油化学へと事業を展開、平成6年には(株)トクヤマへと社名を変更して今日に至っています。

4.2050年への課題

当社は2050年カーボンニュートラルを宣言しました。脱炭素社会の実現を目指し、2019年度に排出した二炭化炭素約676万トンを2030年までに30%(200万トン)削減、2050年カーボンニュートラルを、原燃料の脱炭素、新たな環境貢献製品の開発・実装により達成します


8/4  卓話  「みんなの山響」 山口県交響楽団 団長 岡田 実 氏

 

山口県交響楽団(山響)は、昭和30年(1955年)5月、県内の音楽愛好家や指導者が相集い、本格的な県民オーケストラの結成を目指して創設されました。以来県内全域を活動地域として広くオーケストラの音楽を県民に提供していく楽団として、六十有余年にわたって地域に根ざした多彩な活動を行ってきました。

団員は、県央部だけでなく、県内全域から集まり、今や100人を超える大所帯となり、その主な活動としては、①プロの指揮者や山口県ゆかりのアーティストなどをお招きし、毎年会場を変えて12月に開催している定期演奏会 ②東日本大震災復興チャリティー演奏会として始まった山陽小野田市でのサマーコンサート ③次代を担う子どもたちのために県内各地の学校等を訪問してフルオーケストラの生演奏を届ける「巡回芸術劇場」 ④その他の特別演奏会やミニコンサートなど 多くの県民の皆さんにオーケストラの魅力をお届けしています。

昨年一年間は、コロナの影響で全く演奏活動はできませんでしたが、今年6月には山陽小野田市でのサマーコンサートを皮切りに、8月には山口市でのサマーコンサート、9月、10月には4校での巡回芸術劇場、そして、12月には66回目となる定期演奏会を、それぞれ十分な感染防止対策を講じた上で開く予定です。

特に、2年ぶりの開催となる山口市での定期演奏会には、指揮に国内外でご活躍の篠崎靖男さん、ピアノ協演に宇部市出身の尾形大介さんをお招きし、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」やブラームスの交響曲第3番などをお届けします。ぜひ、皆さんお誘いあわせの上、会場の山口市民会館にお越しいただければと思います。

県内には、今、6つのアマチュアオーケストラがありますが、いずれも、多くの皆さん方からの絶大なるご支援の下に活動をしています。県内で最も歴史ある交響楽団の山響もたくさんの方々からの様々なご支援をいただきながら、「みんなの山響」を合言葉に、これからも、県民の皆さん方のご期待に沿えるよう、より良い演奏の追求と管弦楽の普及に団員一同精力的に取り組んでまいります。

 


7/28 卓話 「株式会社バンカーズファームについて」

 

      株式会社バンカーズファーム 社長  植木 智規 氏

 

 ・山口フィナンシャルグループの地域課題を解決する地域価値向上会社を目指すというビジョンに基づき、農業法人を企画・設立した。

 ・山口県がかつては全国有数のわさび産地であり、食品表示法改正等によって、ニーズも高まっている「本わさび」に着目し、岩国市錦町へ社員3名が移住し、栽培を開始した。

・「本わさび」は皆さんが想像するきれいな水が常に流れる棚田のようなところで栽培する「沢わさび」ではなく、ビニールハウスで栽培期間を短縮し、主に根茎ではなく、茎であり、「畑わさび」として栽培している。わさびの茎はねりわさび、おろしわさび、チューブわさびなどに加工される。

・11棟26アールのビニールハウスで、栽培方法を7パターン試すなどして、生産効率向上の追求を行っている。

 ・また本わさびを栽培する以外にも、日本ではほとんど北海道でしか栽培されていない西洋わさび(ホースラディッシュ)の栽培実証や、廃棄されているわさびの葉の有効活用方法の模索、郷土料理であるわさびの醤油漬けなどの加工品開発等、様々な取組を行い、地域価値向上へ挑戦している。

 


2020-2021  卓話


6/2 卓話「どのようにして山口県のお酒は全国ブランドになったのか」

  

     株式会社永山本家酒造場 代表取締役 永山 貴博 氏

 

 

 

 

             

 

 山口県の日本酒は、12年連続出荷増という偉業を成し遂げた。【獺祭】【東洋美人】【雁木】そして、【貴】など今日では山口県はもとより全国いや、海外においても人気の日本酒となった。

しかし、ものの20年前には山口県の名産品として「ふぐ」は昔から有名だが日本酒という返事をする人は皆無だった。新潟、北陸、そして東北などがおいしい地酒が出来る産地で山口県は日本酒不毛の県だと信じられていた。

昭和50年~60年ごろ、山口県下の蔵元は大手の下請けをせざるを得ない状況が続き、酒造りを辞める蔵が続出した。遂には酒造組合に所属する蔵元の半分近くが実際に酒を造っていないという状況となった。

私が蔵に戻りどうにか酒造りに向き合う蔵元をもう一度復活しようと思い、若手蔵元と共に山口県青年醸友会を立ち上げた。その時代、酒造りは杜氏の仕事であり、蔵元は販売のみを行うそんな時代であったが、若手の蔵元が真剣に酒造りと向き合う事で、自分達のお酒を多くの人達に飲んでもらいたいという意識が徐々に生まれてきた。

その後、やまぐち地酒維新(東京)などのイベントが誕生し、多くのお客様と触れ合う事で、山口県下の蔵元の酒質は格段に向上し、新潟や東北にも引けをとらない人気日本酒のある県として認知されるに至った。

 最後に、「ケガレとは?」という文章をお配りした。コロナでどこにも行けない皆様を少しでも激励する意味でお渡ししました。「ケ」とは氣の文字を当てる「日常」の事であり、「カレ」とは枯れる事だ。すなわち【気持ちが枯れる】。これを防ぐのが【ハレ】すなわち祭りである。是非とも、気持ちを枯らさず、少しでも前向きな気持ちでコロナを乗り切りましょう。


5/12 卓話 Web配信「ロータリーからの贈り物」

      せきばクリニック院長  関場 慶博 氏

   (弘前アップルロータリー/第2830地区パストガバナー)

入りて学び、出でて奉仕せよ!Enter to learn, Go forth to serve!

 

青森県のインターアクター、ローターアクターをネパールの小学校に派遣。国際交流を深めてもらいました。

ミャンマーでは小児保健活動を行い、ヤンゴン日本人学校を尋ねました。

青少年交換プログラム支援ではたくさんの出会いをしました。

 

ロータリークラブを3ヶ月で退会しようと思った私を引き留めてくださった仲間

ガバナー引き受けのとき、全力で支えてくれた仲間

たくさんの信じ合える仲間との出会いが

 ロータリーからの贈り物です。